キンダーガーテン五      ~ここが居場所~
コチコチコチコチ。

時計の音が……………お布団の中でも響いてくる。

シャワーの音が止んで………………

ドライヤーが聞こえる。

…………………悠君……………出たんだ。

目をギュッと瞑って、その時を待ってたら。

ギシッとベッドが軋む音と…………

ポンポンとお布団の上から伝わる、悠君の気配。

「………………唯。」

もう!!

するなら一思いにして!!!

怖くて………

ビクッと力が入ったら。

お布団を捲って、悠君が入ってきた。

『いつもと一緒。
……………いつもと一緒!
いつも一緒に寝てるでしょう!!』

呪文のように呟く唇に

そっと、悠君の唇が重なった。

チュッ。

チュッチュッ。

ちょっとずつ深くなるキス。

心臓が飛び出すかと思うほど、バクバク聞こえて……………。

もう無理!!って、泣き出す手前で…………。

チュッ。

と軽いキスの後

『おやすみ。』って……………。

えっ?

パチッと目を開けると

「今日はここまでね。
これ以上は、俺の理性が飛びそうだから。」ってニッコリされた。

「えっ……………でも…………。」

戸惑う唯に。

「ゆっくり、ちょっとずつね。
唯ちゃん…………痛いの嫌いでしょ?
だから………………ゆっくりね!」って。

…………………………………………。

固まる唯に。

「しないんじゃないよ。
待つ訳でも、我慢してる訳でもない。
ただ、一度でしないだけ。
だから………。
奥さんの役目も。
新婚旅行も。
クリアーだよ。
ちょっとずつ…………慣れる時間がかかるだけ。」
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