キンダーガーテン五      ~ここが居場所~
「だ~れだ!
式の前にごねてるのは。」って、笑顔の悠君。

その笑顔の登場で……………

鈍い唯にも理解出来た。

「さすがに分かったみたいだね。
それは、唯のドレスだよ。」って近づく。

入れ替わるように、鈴木さんと香川さんは出て行き。

ピアノの椅子に抱き上げられた。

「俺や幼稚園のために、この会場を選んでくれた唯ちゃんに。
感謝の気持ちで………このドレスを作ったんだ。
自分のだったら、裾が汚れたって平気だろう?
それに、いずれ生まれてくる子供のベビードレスに変身できるらしいし。
お得だろう。」

そういうと唯を立たせ。

ドレスに近づき

「ナイショで作るのに
唯ちゃんの希望が分からず、苦労したんだよ!
それで思いついたのが、ハウステンボスの写真撮影。
色々選んで着てみて…………
一番いい物にしたんだ。
どう、気に入ってくれた?」

コクコクと頷くしか出来ない。

だってもう………涙がいっぱいだから。

なのに悠君は…………

「これで泣かれると…………
困るんだけどなぁ。
これからもっと重要な種明かしをしないといけないのに。」って………。

重要な種明かし??

これ以上まだ泣かせるの?

いくら嬉し涙だと言っても………

朝の洋介さんに始まって………

もうすでにボロボロだよ?

悠君を恨めしく睨んだら………
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