キンダーガーテン五      ~ここが居場所~
「これで全部?
まぁ、忘れ物があったらいつでも電話して。
一応、鍵は俺が預かっとくから。
今週は唯ちゃんも病院だから
来週帰って来て、パールと悠は連れて来るね!」

「悠とパールの事は心配しないでね。
大樹が張り切って『お世話する!』って言ってるから。
それよりも、唯ちゃん。
チョコレート持った?
ご飯もしっかり食べないといけないけど。
取り敢えず、チョコレートなら食べてくれるでしょう?」

病院までは、お兄ちゃんとお義母さんが付き添ってくれることに。

入院して手術する悠君よりも

みんな唯の心配ばかり。

悠君まで

「帰って来て、暗いと淋しいから。
唯ちゃんが帰る前に電気をつけて貰えるように
洋ちゃんにも鍵を預けてあるからね。
怖かったら、みんなも泊まってくれるから
心配しなくて大丈夫だから。」って…………。

一人は怖いし不安だけど……。

それは、永遠の孤独を感じてた昔の事。

今は、悠君の奥さんで。

みんなもいてくれるもん。

時がきたら、また賑やかな生活が待ってる分かってるから。

そんなに不安は、感じてないんだけどなぁ~

心配性のお義父さんまで

「悠人が退院するまで、一緒に病院に居たら良い!」って

仲良しの院長先生に無理を言って

特別室に唯のベッドを入れて貰って

一緒に泊まれるようにしてくれたの。

さすがにそこまで甘える訳にはいかないし。

幼稚園の事もあるから。

今週いっぱい………

手術から3日だけ甘えることにしたの。
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