キンダーガーテン五      ~ここが居場所~
「慌ただしいね。」

「それだけ忙しい仕事なんだよ。」

顔を見合わせて、クスクス笑っていたら

コンコンとドアをノックする音が………。

「もう回診??」

驚く唯に

「朝ごはんもまだの、この時間に回診はないよ。
多分、唯ちゃんの監視員の一人かな?」って………

ドアを開けると

「おはよう、寝れた?」って

……お兄ちゃん。

「おはようございます………。」

悠君が心配なのは分かるけど…………

面会時間までまだずいぶん早いよ??

そのままベッドに向かって

「おぉ、起きてるな。
痛むか?」って簡単な質問の後。

「ちょっと唯ちゃん、借りてくよ!」って

悠君に一言伝えると………

そのまま背中を押されて、再びドアの方に…………。

「えっ?
えっ!!
お兄ちゃん???」

戸惑う唯に

「良いから、良いから。」って笑って。

どんどんドアの外に追いやられる。

「えっ!?
悠君………………!」

振り向くと『いってらっしゃい。』って口パクで別れを告げ。

手を振って、送り出された。

………………どうなってるの???
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