放課後の続き
「さすがに今日は、まだ起きてるみたいだな。」

チラリと横を見てからかうと

「あの日は、楽しみにし過ぎて寝てなかったからだもん」と。

「ヘェ。
じゃあ今日は、楽しみにしてなかったんだぁ」

益々からかう俺に

「あの頃は優しかったのになぁ。
今は直ぐに揚げ足取って、意地悪言うんだから………。
楽しみなことに変わりはないけど
あの頃と違って今は………二人でいることが日常だから
ドキドキして眠れないってことはないんだもん。」と言っていた。

かなじゃないけど………

確かにそうだよなぁ。

別れたりケンカしたり………いざこざは、色々あったけど。

基本的には、二人で一緒に過ごしている時間が

何より大切で、楽しいもんなぁ。

だから、ドキドキして眠れないってことはないよな。

「確かにそうだな。
二人でいる時間が一番温かくて、大切だから。
ワクワクすることはあっても。
ドキドキして眠れないってことは無いよなぁ。」

「そう言うはぁちゃんだって、眠れないってことなかったでしょ?
今日を楽しみに、グッスリ寝てたよねぇ?」

スッカリ生意気になったかなの鼻を、片手で潰すと。

「もう!
暴力反対!!」と、笑顔の抗議が返ってきた。
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