放課後の続き
『バイバ~イ!』と手を振って

涙一つ見せずに、遠ざかって行った。

…………………観覧車の誓いが、彼女を強くしたみたいだ。



こうして2年。

全く音沙汰なしの日々を過ごした。

俺は…………

かな程強くないから。

運動会やお遊戯会の日取りを調べ…………

バレないように、コッソリ様子を見に行っていた。

夢を実現しただけあるかなは…………

しっかり先生をしていて。

見ているこっちが、照れくさくなる程だった。

仕事仲間に囲まれ

高校時代を思い出すような仲の良さに。

嬉しい反面…………

俺を思い出してくれないことに…………嫉妬した。
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