【全巻完結】愛は惜しみなく与う①

何て温かい場所なんやろ


全てを包み込んでくれるようなそんな場所



「杏がいる、この場所が烈火だ。今後何があってもそれは変わらない。杏の嬉しいこと、悲しいこと、それを全部共有してやれる場所だから…

例えどんなことがあっても…誰一人、杏のせいだなんて言う奴はいないから。ここで笑って卒業しような」



泉はいつも欲しい言葉をくれる
泉にはあたしの気持ちがすべてバレてる気がするなぁ。
あたしが、自分の事情に、烈火を巻き込みたく無いって思ってるのは、ここが大好きやから


何かあれば、あたしのせいって思って一人で背負うから


それも含めて、今あたしに伝えてくれてるんやろ?
一人じゃ無いって。頼っていいって、伝えてくれてるんやろ?


なによ。かっこええやん



「ありがとう」



その言葉しか思いつかへんかった


モヤモヤ考えてることを、すべて無視して包んでくれる



「ここが居場所だ」



そう泉がいってくれた

みんなが笑ってくれた


胸張って、烈火の一員やって言える



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