5分以内で読めるショート・ホラー集
またしても、黒猫だ。

自販機の横から、僕に向かって鳴き声をあげる。


にゃあ、にゃあ。


まさか、と思いながら自転車を漕ぎ進めていると、
やはり、死骸が目に写った。

餓死なのだろうか。
寄り添うようにして、犬2匹が干からびていた。

4鳴き、3鳴き、2鳴き、ときていた。
死骸の数も4、3、2……。
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