幻想ウエディング~人魚姫には王子様の甘いキスを~
私は蒼斗さんに置手紙を残して部屋を出た。
私の故郷は眠りを知らない街…歌舞伎町。
私は再びこの街に戻ってしまった。この街以外、行く場所がない。
それに、この街で蒼斗さんに出逢った。
悪い想い出ばかりじゃない。
「・・・見覚えの顔の女かと思えば、桜さんですか…」
一人で雑踏を歩く私に声を掛けて来たのは、偽物の王子様・・・賀集さん。
彼は蒼斗さんの変装姿で立っていた。
「・・・まさか…また貴方に会うなんて…カラダの調子はどうですか?」
「貴方でしょ?私の赤ちゃんを奪っておいて…」
賀集さんは急に私の腕を掴んだ。
そして、人気のない場所に連れ出す。
「何の真似ですか?大声出しますよ…」
「これでも、声を出しますか?」
彼は上着の中に手を入れ、ホルスターから銃を抜き取り、銃口を向けた。
「桜華の世話人を捜していたんです…私と一緒に夢街に来てください…」
「!!?」
私の故郷は眠りを知らない街…歌舞伎町。
私は再びこの街に戻ってしまった。この街以外、行く場所がない。
それに、この街で蒼斗さんに出逢った。
悪い想い出ばかりじゃない。
「・・・見覚えの顔の女かと思えば、桜さんですか…」
一人で雑踏を歩く私に声を掛けて来たのは、偽物の王子様・・・賀集さん。
彼は蒼斗さんの変装姿で立っていた。
「・・・まさか…また貴方に会うなんて…カラダの調子はどうですか?」
「貴方でしょ?私の赤ちゃんを奪っておいて…」
賀集さんは急に私の腕を掴んだ。
そして、人気のない場所に連れ出す。
「何の真似ですか?大声出しますよ…」
「これでも、声を出しますか?」
彼は上着の中に手を入れ、ホルスターから銃を抜き取り、銃口を向けた。
「桜華の世話人を捜していたんです…私と一緒に夢街に来てください…」
「!!?」