復讐寮~罰ゲーム~
「ここから先には行かせられない」


そう言ったのは南だった。


「南……」


あたしは唖然として南を見つめた。


「みんなを助けてくれ!」


真仁が叫ぶが、誰も反応しなかった。


カヤ先輩が言っていた通り、あたしたち以外の全員が寮母さんの仲間になっているのだ。


「抵抗せずに大人しくいい子にしていればよかったのに」


真仁を見て、南は含み笑いを浮かべている。


「笑ってる場合じゃないの! このままだとみんな死んじゃう!」


「そう? でもそれって自業自得だよね?」


南がジリジリとあたしたちに近づいてくる。


あたしと真仁は同時に後ずさりをした。
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