復讐寮~罰ゲーム~
その言葉にあたしは大きく目を見開いた。


「え……?」


思わず小さく声を漏らしてしまった。


てっきり自分たちのことだと思っていたけれど、見当違いだったようだ。


「どういうことですか?」


南が右手を上げて発言する。


「昨日の夜、お風呂に入っている時に誰かの視線を感じたみたい」


カヤ先輩が今の言葉を反復する。


「それなら、どうして昨日の内に言わなかったの?」


あたしは1年生の子へ向けてそう訊ねた。


女子生徒は青ざめた顔であたしを見る。


「怖くて……」


そう言ったままうつむいてしまった。


「でも、その時に言わなきゃ犯人捜しだってできないじゃん」


つい言ってしまってから、カヤ先輩に睨まれて口を閉じた。


「みんながみんな、すぐに声を上げられるわけじゃないでしょ」


強い口調でそう言われ、あたしは仏頂面で視線を外した。
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