おねえたんが守ってあげるね
「あ!芽衣病院の雰囲気怖いみたいだから車戻って童謡でもかけとくわー」

「あ、分かった、さ、葵」


いきなり後ろから暖かい感覚がする。
め、芽衣?


「ご、ごめん、ね、お姉ちゃん、わ、私無理」
「大丈夫。」

葵...。
素直にびっくりしたけどここは私が動揺しちゃだめだよね、

すると葵は服を少しだけ捲った。

「雑音ないしいいよ」

芽衣の泣き声と桜の声がなくなるとすごく静か。

「や、やっぱり、...しないと、ダメ?」
「うん、...大好きな家族がインフルエンザなっちゃったら嫌だから、..辛いから。」

震える葵の腕。
...大丈夫、ここなら刺せる...

注射器の中の液が震える葵の腕に入っていく。

「お姉ちゃん...」

芽衣の前じゃ泣けなかった葵。
芽衣くらいに可愛くなってきて、...思わず抱きしめた。



外では泣きじゃくる芽衣の声...


みんな頑張ったね、...


なんか暖かい気持ちになった今年の予防接種でした。
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