高校生マフィア
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「ハァッ ハァッ  ハァッ」

ふら。と体がよろけた

「おらァッ!!」
「ッ!!」

背後から槍を振り上げて襲ってくる影に振り返った

「っ籠手ァッ!!!!」

刀身を鞘に収めて解(ほど)かない朱色の紐が目の前をうねった
相手の籠手(こて)―手首を強く打って、槍を手放させる

ドスッ

高く上げた右足を相手に振り下ろすと、鈍い音と一緒に目の前で倒れた

「ハァッ ハァッ……」

30分、何とか踏ん張ってみると、敵の数は数えるくらいに減った

「ハァッ……ッつ…」

キリキリ痛む左腕を握った
弾丸がかすって、血がドクドク流れ出していた

「……ふ…ッ」

ガシャアアアンッ

力を振り絞って、起き上がろうとしていた1人を蹴り飛ばした

「ハァッ  ハァッ  ハァッ…」

あと…少しだな……

「…っ」

グッと刀を握って前に出ようとした








「動くな」
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