一生一緒
いくら運動神経がいいからと言っても、彼らを倒すだけの力は今の私には残ってなくて、避けて蹴って動きを停めるのが精一杯だった。





何とか二人倒したところで薬の影響もあり体がふらつく。






先程の体力消耗も重なり息が上がってくるのが分かる。






そして目の前の一人に気が削がれ、もう一人が笑いながら斎の側に居ることに気付くのが遅れた。





角材を振りかざしている彼は意識のない斎目掛けて振り下ろす。






ガチンっ





視界が大きく揺れて目の前が一瞬暗くなった。





横に吹っ飛ぶ私の体が壁に激突する。





斎に振り下ろされそうになっていた角材は私が近付いた途端標的を変え私の左頭に当りその衝撃で壁まで飛んだのだ。





男の狙いは斎ではなく最初から私だった。

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