一生一緒

現在17歳の私は高校2年生なのだがこれまで高校という場所に行ったことがない。





なのにどうして急に行くことになったかと言うと私の面倒を見てくれている工藤伯が社会で生きていくためには高校までは卒業しておいた方がいいと言うからだ。





正直、将来の事など考えずに行き当たりばったりな行動を取ってきた。




だから伯が言うことはもっともだと思う。




だけど、思う、のと、実際にする、のとでは訳が違う。






過去のトラウマから人間嫌いである私はコンビニで物を買ったり道を歩き様に他人と通りすぎるのも嫌悪感がある。





そんな状態で高校に行っても勉学に集中できず人間嫌いが酷くなるだけだと言い張り、結局普通の年齢なら高校1年生だという一年間を説得で終わらせた。





しかし伯も食い下がらず結果、自分と伯の父親がいる高校に入学することになったのだった。

< 2 / 213 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop