一生一緒
そして酔った。



「……」



気持ち悪い……



頭がぐらぐらする。



思えばこんな長距離を車で移動することが全くなかった。



目を閉じれば吐き気が襲い目を開ければ頭痛が襲う。



「すみません、美幸さん。あと少しで着きますから」



心配そうに気を使ってくれる無限に返事もできずただ着くのを待つ。



休憩を挟みながらやっと棗の別荘に着いた。



しかし既にヘトヘトだった私を棗が抱えて部屋まで運んでくれた。



別荘の大きさや部屋の中などには全く目がいかずただ棗に身を任せる。



ベットの上に寝かされて直ぐに私は眠ってしまった。
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