アラフォー×バツ1×IT社長と週末婚
それを聞いた五貴さんは、お腹を抱えて笑っていた。

「そう言えば林って、計画的に買い物するから、週末には食材、跡形もなく無くなるんだっけ。忘れてた。」

そう言って、ケラケラと笑っている。

「忘れてたじゃないわよ。どうするの?朝ご飯。」

「じゃあ、買ってくる?」


休日の朝ご飯を、外で買ってくるなんて、ちょっとお金持ちっぽい。

私は目を輝かせながら、大きく頷いた。


「何がいい?」

改めて聞かれると、答えが出て来ない。

「うーん。ここら辺でお洒落なお店とか、ない?」

「残念。あるけど、お持ち帰りできない。」

そんな会話自体が、楽しくて仕方がない。

「あーあ。独身時代だったら、朝マックとか行ってんだけどな。」

「朝マック!!」

私は、目を同じように輝かせている五貴さんに、目が点になった。

「なに?マックには、朝メニューもあるの?すごいじゃん!」

「いや……すごくない……」
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