ポンコツ令嬢に転生したら、もふもふから王子のメシウマ嫁に任命されました
舞踏会の開催期間中、聖獣お披露目の予定もあるという。

「聖獣の姿は、それはそれは神々しい存在なんだそうよ」

「ふーん」

「アステリア、舞踏会のときに聖獣の話を聞いたら、興味ある振りをしなきゃダメよ?」

「ごめん。あまり自信がない」

エリスに、一緒に行動したくないと言われてしまった。

さすが、人付き合いを重要視するアストライヤー家の者だ。外面を守るためだったら、身内すら捨てる。

一応、エリスを付添人として連れて行くよう命じられていたが、付添人は現地で雇って別行動しようという話になった。

せっかくの機会なので、自由気ままに過ごしたい。エリスもいいアイデアだと同意してくれた。
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