ポンコツ令嬢に転生したら、もふもふから王子のメシウマ嫁に任命されました
定刻ぴったりに、国王夫妻がやってくる。料理人が料理を持って行くのではなく、歓迎パーティー当日と同じように、立食形式で行われるようだ。

まず最初に、もっとも美しいとされる白鳥のクラッカー載せに手が伸ばされる。

「見た目はきれいだが、嘴が口内に刺さる。食べにくいぞ」

「これ、お菓子よねえ? 軽食じゃないわ」

国王夫妻は辛口コメントを残しつつ、次の料理へ向かった。

私達の順番は最後だ。国王夫妻はお腹いっぱいという、ハンデがある。加えて、この地味な感じ。勝てる要素が見当たらない。
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