ポンコツ令嬢に転生したら、もふもふから王子のメシウマ嫁に任命されました
たき火を囲んでイクシオン殿下の帰りを待ちわびていたら、二時間後に戻ってきた。

「すまない、待たせたな」

「いえ、まだ、眠くなかったから」

スタンピートが発生した影響で、ヘルアーム子爵領までの整えられた道がところどころ壊されているらしい。迂回路を考えていたら、会議が長引いてしまったようだ。

「途中で、アステリアが差し入れを持ってきてくれたから、助かった」

「いえいえ」

「“らいすころっけ”と言ったか。初めて食べた。うまかったぞ」

ライスコロッケは、好評を博していたらしい。反応を聞き、ホッと胸を撫で下ろす。

「驚いた。こんな野外でも、あのような料理が作れるのだな」

「イクシオン殿下が作った小型自動調理器におかげよ」

「そうか」
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