ポンコツ令嬢に転生したら、もふもふから王子のメシウマ嫁に任命されました
もう、遅い。そろそろ眠らないと、明日が辛いだろう。

「あれ、そういえば、テントは一つしかないけれど?」

「ここで、二人と一匹で一夜を過ごす。そのほうが、護衛の手もかからない」

「あ、そっか。そう、だよね」

結婚前の男女が同じ空間で一夜を過ごすなど、ありえないことだ。けれど、護衛の手間を考えたら、一緒のテントで眠るしかない。リュカオンもいるし、正確にいったら二人きりというわけでもなかった。

腹をくくって出入り口を跨いだ。テントの中は案外広く、畳二畳分くらいだろうか。

先ほど持ち込んだ風呂自動湯沸かし器は外に出され、布団と毛布、羽布団が用意されていた。
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