ポンコツ令嬢に転生したら、もふもふから王子のメシウマ嫁に任命されました
まず、鍋に鳥ガラ、ウサギ肉の赤身、ジャガイモ、タマネギやニンジン、キノコなどの野菜を丸ごと入れ、しばし煮込む。

続いて、パイ生地に取りかかった。小麦粉に牛乳、溶かしバターを加え、なめらかになるまで練っていく。

まとまった生地を伸ばし、バターを練り込んで折りたたんでさらに伸ばす。そんなことを何度か繰り返す。

途中、布に包んで一時間ほど休ませる。その間、煮込んだ野菜のあく抜きをしたり、スープパイを作る深皿を選んだりと忙しい。

煮込んでいた鍋の材料がくたくたになったら一度漉す。そして、残った煮汁の中に、ひき肉と卵白、それからすったジャガイモ、ニンジン、タマネギを混ぜたものを入れた。すると、煮汁のあくを卵白がどんどん吸い込んでくれるのだ。

さらに漉して、ぐつぐつ煮込む。液体が澄んできたら、ウサギ肉のスープの完成だ。

深皿に、琥珀色のスープを注ぐ。具は、あえて何も入れない。パイ生地を被せて焼くことにより、スープの旨味をさらに濃縮させるのだ。

パイ生地に卵黄をたっぷり塗り、温めた窯で焼く。

ふっくら膨らんでいく様子は、飽きずにいつまでも見ることができる。

実においしそうな、スープパイが完成した。

五時間の調理時間はあっという間に過ぎていく。
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