STORY〜だから私は貴方に恋をした〜




「学校行いこっか」



彼が重そうに起き上がる。



私も彼につられるように起き上がった。




「そうだね、少し眠いけど」

私が欠伸をすると





「もう12時になりますけど?」



と彼が笑う。





目を細めた彼と目が合い


またやっちゃったね、と笑い合った。



この瞬間、この空気が、この人の全てが



この頃は全て愛おしかった。


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