月白色の告白
校舎を出ると、少し冷たい北風が体に当たった。

「今日は図書館寄る?」
「ううん、今日は真っ直ぐ帰ろっかな。」
「そっか。」

私たちは黙ったまま、帰り道を歩いて行く。
ふと、人通りが少なくなったあたりで史田くんが立ち止まった。

「寒いですね。」

…え?
別に、そうでもないとは思うのだけど…
私はそこでピンときた。

「…暖かいのがいいですね。」

私が返すと、史田くんは私を抱きしめてきた。

「…月乃…でいいよな。」
「うん…光くん…って呼んだらいいのかな…?」
「うん、ありがとう。」

私たちはそのまま、しばらくの時間が経った。

光くんの温もりが、私の体に残っている。

月は、今日も綺麗に輝いている…
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