幸せな結末

朝陽は理恵の目を見て、もう理恵は決めていると悟った。
理恵はただ自分の背中を押してほしいだけだ。
「絶対に無理はしないこと。不妊治療するなら仕事はやっぱりやめたほうがいい。そこまでして子供を産みたいと思うか？」
理恵は朝陽の言葉にうなずいた。
「俺たちの子供をそこまでして産みたいと思ってくれるのか？」
もう一度理恵が頷く。

少し黙ってから朝陽は理恵を抱きしめた。
「ありがとう。俺も精一杯サポートする。」






そうして二人は不妊治療と理恵の甲状腺の治療を二人三脚で行うことを決めた。