【極上旦那様シリーズ】きみを独り占めしたい~俺様エリートとかりそめ新婚生活~
「それから来週には、食事会だ」
そうだ。母とお父さまとの会が、ついに再び実現する。
「それが済んだら、また一緒に暮らしたいな。なんだかんだやることが多い」
「飽きませんね」
日々変わっていく。私も一臣さんも、周りの環境も。
こんなふうに、ひとりじゃあり得なかったような自分と出会いながら。
これが人生というもので、これを分かちあうのが結婚なら、私はその幸せの芽を感じ取っていた、幼い自分をほめてやりたい。
“お嫁さん”を夢見た、正しい自分を。
目が合って、一臣さんが微笑んだ。私も微笑み返し、なんとはなしにふたりでグラスをぶつける。
よろしくお願いします、これから。
長い長い道のり、どこまでも隣を歩かせてください。
「なにふたりの世界を作ってるんだい」
いつの間にか刈宿さんが戻ってきていた。
冷ややかなあきれ声を浴びせられ、私は我に返って赤面し、一臣さんはうんざりした目つきで後任をにらむ。
刈宿さんはどこ吹く風で、メニューを私に見せながらオーダーを選びはじめた。
それを見ていた一臣さんが、じつにおもしろくなさそうに、ふてくされた声で、「まったく飽きないね」と吐き捨てる。
私はナプキンの陰で、くすくすといつまでも笑っていた。
──Thank you!
そうだ。母とお父さまとの会が、ついに再び実現する。
「それが済んだら、また一緒に暮らしたいな。なんだかんだやることが多い」
「飽きませんね」
日々変わっていく。私も一臣さんも、周りの環境も。
こんなふうに、ひとりじゃあり得なかったような自分と出会いながら。
これが人生というもので、これを分かちあうのが結婚なら、私はその幸せの芽を感じ取っていた、幼い自分をほめてやりたい。
“お嫁さん”を夢見た、正しい自分を。
目が合って、一臣さんが微笑んだ。私も微笑み返し、なんとはなしにふたりでグラスをぶつける。
よろしくお願いします、これから。
長い長い道のり、どこまでも隣を歩かせてください。
「なにふたりの世界を作ってるんだい」
いつの間にか刈宿さんが戻ってきていた。
冷ややかなあきれ声を浴びせられ、私は我に返って赤面し、一臣さんはうんざりした目つきで後任をにらむ。
刈宿さんはどこ吹く風で、メニューを私に見せながらオーダーを選びはじめた。
それを見ていた一臣さんが、じつにおもしろくなさそうに、ふてくされた声で、「まったく飽きないね」と吐き捨てる。
私はナプキンの陰で、くすくすといつまでも笑っていた。
──Thank you!

