「悪」が似合わない君と。
背中が熱い
「トンボ!!」
カイさんの上で倒れこむ
背中がジンジンとする
どうやら鉄パイプに当たってしまったようだ
あーなんか痛くなってきた
「っ!」
カイさんが私を地面にそっと置きそのまま鉄パイプを持った男を殴り飛ばした
鈍い音がなる
ものすごい勢いでぶっ飛ぶ日焼け男性
カイさんが怒ってる…
リュードーさんがフラつきながらこっちにきて顔を覗き込んできた
声が聞こえない
カイさんも私のそばにやってきた
何か言ってる
…
私の意識は暗闇の中に飛んだ