彼の豹変
 今日の講義を終え、帰宅しようとしたとき、一輝に声をかけられた。



「香澄!今から帰るのか?」

「うん。そうだよ。一輝は?」

「俺もちょうど帰るとこ。あのさ、ちょっと相談に乗ってほしいことがあるんだけどいいか?お昼奢るからさ」

「うん、いいよ!やった!どこ行く?」

「じゃあ、駅前に新しくできたイタリアンはどうだ?」

「いいね!あそこ行ってみたかったんだよね」



 そう言って私たちはお昼を食べにいった。
< 2 / 8 >

この作品をシェア

pagetop