キミとの恋は永遠に輝く
……という流れで、今に至る。
あの日からずっと気になっていた。
遊びに誘った時の、少し影のある笑顔。
いつもより元気がなかった。
その理由をずっと知りたかった。
「……よし、着いた…!」
家を出て30分。
大量の汗をかきながら登ってきた先に見えた景色に私の不安は一瞬で吹き飛んだ。
「うわぁ…きれーい!!」
連れてこられた場所は、町を一望できる丘の上だった。
夕日に照らされて紅く染まっている。
「ここ、陽介と見つけたんだ。
美央にも早く見せたくて」
「そうだったんだ…ありがとう聖くん!」
すごい、こんなきれいな景色を見たの初めてだ。