明日は明日の恋をする
昼食の買い出しも終えて、マンションに戻った。

「ただいま戻りました。」

玄関のドアを開け中へ入る。そしてふと目に入ったのは男物の靴…。高瀬さんがもう来ているようだ。

ドキドキしながらリビングへ行くが誰も居ない。どうやら2人は進藤さんの部屋にいるみたいだ。

「よし、今のうちに作っちゃお。」

エプロンをつけて手を洗い、昼食の準備に入った。メニューはトマトソースのクリームパスタとサラダ。美味しく出来ますように…そう思いながら着々と作る。

「完成~。」

パスタが完成し、皿に盛り付ける。

「うわっ、めっちゃいい匂いする。」

テーブルに完成した料理を並べていると、進藤さんと高瀬さんがやってきた。

「お邪魔してます、水沢さん。昼食作ってくれてありがとう。」

高瀬さんはにっこりして私を見る。その視線に私は顔が赤くなり、慌ててキッチンで飲み物の準備をする。

「えっと…グラス…グラスはっと。」

「ここだよ。」

お茶を入れるグラスを探していると、後ろから高瀬さんの声がした。棚の少し高めに置かれたグラスをヒョイっと取ってくれた。

「あ、ありがとうございます。」

「どういたしまして。エプロン姿、可愛いね。それに…。」

「それに?」

「昨日のキスで動揺してる姿…めっちゃ可愛いよ。」

私の耳元で高瀬さんが囁く。

「なっ!?」

「大きな声出すとケイスケに聞こえちゃうよ?まぁ俺は構わないけど。」

高瀬さんは笑みを浮かべてグラスを進藤さんの座っているテーブルへ持っていった。

「高瀬さんって…絶対どSだぁ。」
< 41 / 197 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop