溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
通常モードで勤務が数日過ぎた。
なんだかんだで休む間もなく仕事がある。
実家の病院で働いくようになって随分慣れてきたし、仕事もしやすくなった。

昼休憩時、メールチェック。ナシ。
玲奈も忙しいようで、おはよう、おやすみメールくらい。
しばらく話してないな。

「久我先生、ため息ついてどうしたんですか?」

後輩の一人が尋ねる。彼女と会いたいなんていえるか。

「いや、気になってる患者さんのことで…。」とごまかす。

そこへメール着信。

“亮さん、お仕事おつかれさま。ちゃんとご飯食べてる?

私はオペの準備進んでるよ。
今夜は父の知り合いの関係で〇〇会のパーティーです。”

メールで気遣ってくれる内容にニンマリしてしまう。
でも続く内容に、同業パーティーだー。
良からぬ輩が絡んでいる姿を想像する。

急いで兄貴に電話。確か、先日代理を頼まれて面倒だと断った会だ。
「兄貴。〇〇会のパーティーオレ出席するよ。えっ、いや、別に。暇が出来たから。
代わりに行ってこようと思って。。。OK。そういうことで。」
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