溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
玲奈に返信

“その会オレも呼ばれてる。会えるかもね。
午後からも頑張れよ!”


「久我先生、デレてますよ。いい事ありました?」
「まあね。」
笑ってごまかした。


夕方には仕事を終わらせ、自宅でフォーマルに着替えホテルへ出向く。
三上教授に合うかもしれないので気は抜けない。
数日ぶりに玲奈に会えるのが楽しみだ。

かなり大きなパーティーか、会場も広そうだ。
受付を済ませたところで、同期の田中に会った。
「久しぶり。この前悪かったな。今度おごるよ。」
「ああ、気にするな。オレは毎日楽しくやってる。」
こいつがドタキャンしたおかげあの日玲奈に出会えたのだ。
田中キャンセルしてくれてありがとう。

「いい事あったみたいだな。それよりこの会、規模でかいな。同業でお偉方の参加率が
高いらしいから。みんなお近づきになりたいんだろう。」

パーティーが始まり、偉い人の挨拶など会が進み自由に談笑する時間になった。

玲奈の姿はまだ無い。
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