溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
朝起きたら、懐かしい天井。つい数ヶ月前までひとりで寝起きしていたのに
寂しく感じる。

あれからメールがくるけど、既読スルーしてる。
読むと会いたくてたまらなくなるから。


自分から手放しておいて、泣く資格なんかない。
私のわがままに振り回してばかり。
ほんとは少しだけ出張に行ってくると言えばよかったのに。
手放して、ダメージの大きさに悲しくなる。


一年後が、少し早くなっただけ。
いずれこんな風に別れていただろう。

両家の家族が知ったら呆れるだろうな。わがままだって。
亮さんのご家族にも仲良くしていただいたのに、ご挨拶もしてこなかった。

お母さんのことも心配だけど、あれだけ回復してるなら、もう私がいなくても
お父さんがいるから大丈夫。
本来、母のための日本滞在だったんだから、母が元気になって目標達成。
恋愛なんかするから、胸が痛むのだ。
時間が経てば大丈夫。


そうやって、日々を過ごした。
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