溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
「どうですかね。玲奈がやりたいようにやればいいですよ。医師でも、華道家でも、主婦でも、
なんだって。オレんとこいるなら。」

「亮くん、男前だな。よっぽど惚れてるんだね。」

「惚れてるどころじゃないよな。もはや執着。亮がこんな感じだとはと、兄としては
びっくりしてる。振られた時は廃人だったもんな。一気に捕獲して、結婚まで持って行く
ところは、策士だよ。玲奈ちゃん、大丈夫かな。お兄さんがいつでも相談乗らないとな。」

「玲奈にちょっかいだすなよ。じゃないと、義姉さんに言うよ!。」

「そう、カッカするなよ。ちゃんと結婚出来るように協力するからさ」


こんな会話はあっという間に院内に広がった。
これで少しはナースからのデートのお誘いが減るだろう。


すると、愛しい玲奈からメール。
ずっと既読スルーだっただけに彼女からメールにニンマリだ。

“今日は母とお買物。近くだから差し入れしたいけど、どうかな?”

愛がそこにある。
感動して、ニヤけてるに違いない。
年末大きなオペを入れてないので、午前外来が済めば、比較的ヒマだ。
エントランスまでお迎えに行こう。

クールにカッコいい玲奈の彼氏で行かないとな。
ルンルン気分でお出迎えすると、黒塗りクルマ。
玲奈とマックスだった。
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