好きになっては‥‥いけない人☆☆その後

そこに
“ピンポーン”
「「ただいま」」
と、花と大輝が入ってきて

リビングに入る
「「花、大輝君、陽ちゃん
      いらっしゃい」」
と、父と母。
花は、芹那を見て
「お姉ちゃん、お帰り。」
と、言うと芹那は
「花、大輝、ただいま。
こちら、永山 理さん。
私ね、理さんと結婚するの。」
と、言うと
花は、うんうんと、頷きながら
「良かった。良かった。
本当に、おめでとう。」
と、芹那の前に膝をついて
芹那の手を握り涙を流していた。

そして、理を見て
「決して、口にすることは
ありませんでしたが
私の事で、沢山傷ついた姉です。
どうぞ、宜しくお願い致します。
大切で、大好きな姉なんです。
幸せになってほしい。」
と、頭を下げた。

理は、
「芹那は、あなたのせいでは
決してないといってましたよ。
大丈夫、芹那は私が必ず
幸せにします。」
と、目尻にシワを寄せて笑ってくれた。

花は、優しい表情の方だと
嬉しかった。
芹那は、花がそんな気持ちだったのかと
改めて、花を抱き締めて
二人で抱きあった。

そんな二人を
透、小百合、理と大輝は
温かい気持ちで見ていた。

すると、陽がきゃっきゃっと
笑い声をあげた。

理は、立ち上がり大輝の元に行き
「娘さんですか?」
「はい。娘の陽(さな)と言います。
私が、こんなこと言うべきでは
ありませんが、
芹那、いやっ義姉の事、
宜しくお願いします。」
と、大輝も頭を下げた。

「はい、必ず。
それに、芹那とは吉岡から
合コンの話が会って出会ったのです。」
「えっ、吉岡の?」
「はい、吉岡とは大学の交流会で
知り合ってから、付き合いがあって。」
「そうですか。
だけど、良い出会いが会って
本当に良かった。」
と、話ながら
ためでもあるし、敬語はなしで
ともなった。
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