気づいて

••甘いひと時


莉央が会社から外に出ると
莉央の前に白のアウディが滑り込んできた。

凌平さんだ。
「ごめん、寒くなかった?
さあ、乗って。」
「はい、大丈夫です。
ありがとうございます。」
と、車を乗り込むと
凌平さんは、車を動かした。

私と凌平さんは、
私の家の近くのスーパーマーケットに
寄って買い物をした。

カートを押す凌平さん
そのカートの中に
欲しいものを入れていく私
なんだか夫婦みたいと
可笑しくなりながら
買い物してから私のマンションへと帰った。

凌平さんは、初めて入る私の部屋に
興味津々で、あちこちキョロキョロ
「凌平さん、凌平さん、たらっ、
あんまり、見られると恥ずかしいから
ここに座っていてください。」
と、言うと
クスクス、笑いながら
「ああ、わかったよ
でも、手伝うよ。」
と、言って二人で料理をした。

凌平さんは、料理もできるみたいだ。
「まぁ、女性みたいにはいかないと
思うけど」っていった。

二人で作ったから
あっという間にできて
二人で
「「頂きます。」」
と、言ってから食べた。
「「うん、美味しい」」
と、またまた、二人で言いながら
食べ終えて、私が食器を洗っている間に
凌平さんにお茶をだして
ソファーに座ってもらった。

洗い終わり、私もお茶を持ち
凌平さんの横に座ると
凌平さんは、私と手を繋いで
私がお茶を飲むのを待って
私を抱きしめキスをした。

だんだん、深くなるキスに
頭が白くなり、力が抜けると
凌平さんが私の唇を親指で
拭きながら
「莉央、このまま
君を俺の物にしたいが
今日は、我慢する。
今度の金曜日から家に
泊まりにきてほしい。」
と、言うから
私は、コクン、コクンと
頷いて、凌平さんの胸に
頭をつけた。

凌平さんは、私の返事をきいて
はぁ~と息をはいた。
凌平さんも緊張していたみたいだ。
凌平さんを玄関まで送って、
凌平さんにまた、キスをされて
「金曜日、楽しみにしてる。」
と、凌平さんは帰っていった。

真っ赤になりながら
莉央は・・・
凌平さんは、キス魔なのかと
一人でぶつぶつ言っていた。
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