気づいて

••お泊り


水曜日、木曜日は、凌平さんに
緊急オペが入り
会うことはなく、電話でやり取りをした。

莉央は、金曜日は定時に終わり
凌平さんも終わったと連絡がきて
凌平さんが迎えに来てくれて
二人で、凌平さんのマンションの
近くで買い物をした。

今日は、鍋にした。
凌平さんのマンションは、
病院の近くで、都心にも近い。
30階だての27階 2702号室
一番はしの部屋で2LDKだった。

凄くひろ~い
窓からの夜景・・・
「きれ~い!」
凌平さんは、後でクスクス笑いながら
鍋の準備を始めた。
「あっ、ごめんなさい。
手伝います。」
「鍋だから、やることも少ない
夜景、見ていて大丈夫だよ。」
と、言ってくれたが、
私は首をふった。

二人で、鍋を食べて
片付けをすると
凌平さんが、
「莉央、お風呂に入っておいで。」
と、言ってくれたから
先にはいることにした。
「タオルもバスタオルも棚に
あるのを使って。」
「ありがとうございます。」
と、言って着替えを持ち
脱衣場に入った。

凌平さんの部屋は
リビングにキッチン
寝室と客室。

リビングの一角にスペースがあり
そこに机と本棚があり
パソコンや本がおいてある。
不思議な空間だったが
お洒落な感じ
寝室は15畳あり
広いクローゼットがついている
ベッドは、ダブルで
サイドテーブルとライト
が設置されているだけで、
黒に統一されていた。
客室は、なにも入っていなかった。

脱衣場とお風呂場は
広くて、びっくりした。

「すみません、上がりました。」
「ゆっくり、入れた?」
「はい、とても。」
「じゃ、入ってくるよ。」
と、凌平さんは、
私にミネラルウォーターを渡して
脱衣場に入っていった。

あ~あ、ドキドキする・・・・
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