あまい・甘い・あま~い彼に捕らわれて
「…して、…離して!」

泣きながら颯馬の胸を押す。

「…他に好きな人がいるくせに私にも好きだなんて言わないで!!」

「はぁ!?

何言ってるんだよ!いるわけないだろ!」

「じゃあ美桜さんは何なの!

もう、ごまかさないでよ。
見たんだから…。

あんな…目の前で、、、」

そっと伸ばされた手が優しく涙を拭う。

「杏…」

優しく名前を呼ばれて顔をあげると颯馬の視線とぶつかった。

「昨日の夜、店に来てもしかして…俺が寝ている時に店内に入ってきた?」

小さく頷くと颯馬が深いため息をついた。

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