あまい・甘い・あま~い彼に捕らわれて
「えっ?
どういうこと?

いったい美桜に何言われたんだよ。

まぁ、だいたいわかったきがする。さっきから杏の言ってること、美桜に言われたんだな?


あのさ、本当に俺たちは何でもない。

ただの仲間だ。

俺は杏のことしかずっと目に入ってない。

杏以外には興味ないし杏のことだけ愛してる。

ずっと離さないって何度も言ってる。

一生杏は俺のものだって。

ネックレスのことは知らない。

杏にあげるネックレスを作ったとき美桜に見せたよ。

出来上がった時、杏の喜ぶ顔が目に浮かんで嬉しくて見せびらかした。
器用だろ俺って自慢した。

……自分のも作れってせがまれたけど杏は俺にとって特別だからそれはできないってことわった」


涙を拭っていた手がそっと背中にまわり静かに抱きしめられた。







< 130 / 182 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop