あまい・甘い・あま~い彼に捕らわれて
治療中彼女は俺の手をぎゅっと握り離さなかった。

大きな火傷をおい、移植手術をした彼女は、毎日行う傷の消毒が嫌で毎日病室から抜け出していたようだ。

小さな身体で痛みに耐える゙杏"が堪らなく可愛くて愛しかった。

小さな杏と颯馬に会い、会話をしたのはその一度きりた。

大学病院に勤務していた時に、何度か可愛く綺麗な大人へと成長していく杏を見かけたが、俺を覚えていない彼女と言葉をかわすことはなかった。

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