結婚してみませんか?
「お茶入れたから、飲みましょう。」

私が2人に声をかけると、子供の喧嘩みたいなやりとりはピタッと終わり、ソファーに座ってお茶を飲み始める。

お茶を飲んで落ち着いたのか、母は今度は私に質問してきた。

「ねぇ恋。今まで恋愛に興味なかったあなたが、何で急に結婚しようと思ったの?」

「相…智章さんの事、いいなと思ったから。結婚は急かも知れないけど、私にしては珍しくちゃんと考えて決めたし、後悔もしない。」

「…まぁいっか。相沢にも恋にも聞きたい事も言いたい事も山程あるけど、2人がちゃんと話して決めたのなら何も言わないわ。」

母は大きなため息をしてそう言うと、お茶を一口飲んだ。

「結婚、認めてもらえるんですか?」

相沢さんはソファーから勢いよく立ち上がり、母の顔をジッと見る。

「えぇ。でもね、相沢。恋の事100%幸せにする自信がないのなら…結婚は諦めなさい。」

「それなら大丈夫です。100%どころか1000%自信がありますよ。」

「何処からそんな自信が湧いてくるのかしら。仕事にもそのくらい自信が欲しいわね。」

「うわっ…仕事の話はまた今度にして下さい。」

苦笑しながら相沢さんはまたソファーに座った。

何はともあれ、結婚の承諾を得た私達はひとまず安心する。

この後も3人で色々話をして、この日は終わった。

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