想われて・・・オフィスで始まるSecret Lovestory
お風呂上がりの佐倉さんは、当たり前だけど浴衣姿で、湿り気をおびた前髪がひたいにかかっている。
硬質な面差しに、露に濡れた青葉のような清冽な色香をまとわせて。
スーツ姿とは雰囲気が違うけれど、どの佐倉さんもやっぱりとても素敵だ。
ふたりで板前が腕をふるった懐石に舌鼓を打つ。
その後は———
「おいで、美織」
灯りを落とした部屋で、彼の声に素直に身をよせる。
「コンベックでは測れない美しさも存在する」
それってわたしのこ———答えようとしたくちびるは、彼のくちびるでふさがれて。
たっぷりとした口づけを与えられながら、彼の長い指がわたしの髪を梳いてゆく。
それだけでわたしの体は芯をなくしたようになって、密やかで歓びに満ちた夜へと誘われる。
ふたりきりで深く、さらに深くへと沈んでゆくようで、はるかな高みへ昇りつめてゆくようでもあるとき。
わたしたちは身も心も片時も離れることなく溶け合った。
硬質な面差しに、露に濡れた青葉のような清冽な色香をまとわせて。
スーツ姿とは雰囲気が違うけれど、どの佐倉さんもやっぱりとても素敵だ。
ふたりで板前が腕をふるった懐石に舌鼓を打つ。
その後は———
「おいで、美織」
灯りを落とした部屋で、彼の声に素直に身をよせる。
「コンベックでは測れない美しさも存在する」
それってわたしのこ———答えようとしたくちびるは、彼のくちびるでふさがれて。
たっぷりとした口づけを与えられながら、彼の長い指がわたしの髪を梳いてゆく。
それだけでわたしの体は芯をなくしたようになって、密やかで歓びに満ちた夜へと誘われる。
ふたりきりで深く、さらに深くへと沈んでゆくようで、はるかな高みへ昇りつめてゆくようでもあるとき。
わたしたちは身も心も片時も離れることなく溶け合った。