想われて・・・オフィスで始まるSecret Lovestory
「…初めてみたいな気もするし、ようやく戻ってこられたような気もする」
佐倉さんの腕のなかで、正直な気持ちを口にした。シーツの中で足はからみあったまま。いまだ熱のさめない肌が、密着度を増している。

「長いような短いような時間だったな」と彼も言う。
「もう美織を離さない」

互いに求めていた場所にようやくたどり着いた、そんな心境だ。
幸せを分かちあいながら、わたしたちは深い眠りにおちていった。夢の中でも離れたくないと願いながら。
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