切愛願望~極上御曹司の庇護欲からは逃げられない~
「はい。すみません」
そんなやり取りをした後は通常通りに仕事を始めるが、四月に覚えたことを忘れてしまった。
メモを見ながら書類の入力をしていたら電話が鳴って、取ろうとしたら渡辺君が出た。
「松本、お母さんから。携帯の番号くらい教えておけよ」
「……はい」
とりあえず返事をするが、電話に出たくなかった。
母からまた電話なんて……。
ハーッとひと呼吸おいて電話に出る。
「美月、どうしてもお母さん会いたいのよ」
母の必死な声に心が揺さぶられる。
でも、涼華さん達に言われたじゃないの。
相手にしてはいけない。
「ごめん。忙しいから無理」
冷たく言って電話を切る。
またかけてきたらどうしよう。
電話の線を抜く訳にはいかない。
私の携帯の番号を教えた方がよかっただろうか。
でも、そんなことをしたら母はもっと頻繁に電話をかけてくるに違いない。
これでよかったのよ。
そんなやり取りをした後は通常通りに仕事を始めるが、四月に覚えたことを忘れてしまった。
メモを見ながら書類の入力をしていたら電話が鳴って、取ろうとしたら渡辺君が出た。
「松本、お母さんから。携帯の番号くらい教えておけよ」
「……はい」
とりあえず返事をするが、電話に出たくなかった。
母からまた電話なんて……。
ハーッとひと呼吸おいて電話に出る。
「美月、どうしてもお母さん会いたいのよ」
母の必死な声に心が揺さぶられる。
でも、涼華さん達に言われたじゃないの。
相手にしてはいけない。
「ごめん。忙しいから無理」
冷たく言って電話を切る。
またかけてきたらどうしよう。
電話の線を抜く訳にはいかない。
私の携帯の番号を教えた方がよかっただろうか。
でも、そんなことをしたら母はもっと頻繁に電話をかけてくるに違いない。
これでよかったのよ。