高嶺の花沢さんは恋の仕方がわからない
「やっぱりサラダも追加した方がよかったかなとかプリンよりもケーキの方がよかったかなとか、今でも考えてます」
「…私のために?」
私が聞き返したら、
「はい」
西口くんは答えた。
「何で?」
私がさらに聞き返したら、
「そりゃ、花沢さんのことが知りたいからに決まってるじゃないですか」
西口くんはまた答えた。
「私のことを知って、西口くんに何かメリットがあるの?」
「メリットなんてそんな…俺は花沢さんが知りたい、ただそれだけです。
周りから女神だ高嶺の花だと言われて崇められてるあなたの裏の顔を知ったから、もっとあなたが知りたいなと思ったんです」
私が聞いたら、西口くんはそれ以上の答えをつけて返してきた。
「…私のために?」
私が聞き返したら、
「はい」
西口くんは答えた。
「何で?」
私がさらに聞き返したら、
「そりゃ、花沢さんのことが知りたいからに決まってるじゃないですか」
西口くんはまた答えた。
「私のことを知って、西口くんに何かメリットがあるの?」
「メリットなんてそんな…俺は花沢さんが知りたい、ただそれだけです。
周りから女神だ高嶺の花だと言われて崇められてるあなたの裏の顔を知ったから、もっとあなたが知りたいなと思ったんです」
私が聞いたら、西口くんはそれ以上の答えをつけて返してきた。