【本編】純愛DAYS〜恋×愛LOVE Diary〜
優しさが伝わってくる彼女への気持ち、
嘘じゃなかったんだ。






その晩、
誠実が帰って来ないことをきっかけに…




ずっと話をして笑いあっていた俺たち…





はじめて俺は彼女への気持ちが溢れて、
身体の関係を持った。






『光里ちゃんのことだけが好きだ。
別れてなんて言わない…。
好きでいさせてほしい。』

『阿佐くん……』





一方的にしかならない関係って分かっていても、
それでも良かった。





彼女は誠実しか見えない。

俺は光里ちゃんしか見えない。






そんなことで、
関係が壊れてしまうかも知れないけど…


今はまだ、
今はもうちょっとだけ愛していたい。

欲を言えば、
愛してほしい。

愛し合いたい。


誠実のことが羨ましい気持ちもあった。






本音を言ってしまえば終わりが見えてしまうと思うけど…



奪ってしまいたい…



そう思っていたのも事実だけど、
言えずじまいになっていた。

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