愛するオトコと愛されないオンナ~面食いだってイイじゃない!?
「単にイメージの問題なのかもしれないけど、『同居人』って言ったら、ただ一緒に暮らしてる人みたいに感じるじゃない。
でも、君は、僕がインフルにかかった時にも献身的に看病してくれたし、毎日話してるから、君のことはずいぶんわかって来たし、それでけっこう信頼してるんだよ。
だから、ただの『同居人』とはちょっと違うと思うんだ。」



その言葉を聞いた途端、胸が熱くなって…
止める間もなく、涙が零れ落ちた。



「どうしたの!?僕、なにか嫌なこと言った?」

「そ、そうじゃないんです。
わ、私、嬉しくて……」

「え?嬉しいって、何が?」

胸が詰まってしゃべれなかったから、涙を拭い、とにかく何度も頷いた。



「……ごめんね。君には苦労をかけてばかりだね。
いくら、父さんとの約束だとはいえ、やはり結婚なんてすべきじゃなかったのかもしれないね。
僕は、君の好意に甘え過ぎてたのかもしれない…」

今度は、縦ではなく横に首を振った。



「そ、そんなこと、ありません。
わ、私は、柊司さんの事情も知った上で、結婚したんです。
苦労だなんて思ってません。
こ、今回のことは、私が悪いんです。
つまらないことで感情的になってしまって…
……妹にも叱られました。」

「妹さんに…?」

「は、はい。」
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