愛するオトコと愛されないオンナ~面食いだってイイじゃない!?
「俺たちは悩んだ末、シュウの好意に甘えることにしました。
シュウのお陰で、俺たちは惨めな想いをせずに暮らすことが出来た。
いや、惨めだとかどうだとか、そんなことを言うのは甘いのかもしれない。
だけど、俺たちは確かに弱かったんです。
狭いマンションに移ったことだけでも、すごいストレスになってました。
本当なら、家があるだけでも、感謝しないといけないのに…
何年かシュウの会社で働いた頃、幸いにして、親父を騙した詐欺師が捕まりました。
シュウはその時にもいろいろと協力してくれて…
奪われた財産の約三分の一程度でしたが、戻って来ました。
父は、それを元手にまた会社を興しました。
でも、俺は…一番辛かった時に救ってくれたシュウに、出来る限りの恩返しをしたい。
そう思い、今もあいつの会社に残っています。
親父もそうしろと言ってくれてます。
俺が引退する時に戻って来てくれれば良いって。」

そっか…
八重樫さんは、柊司さんに強い恩義を感じているんだね。
じゃあ、そんな感謝の念が、いつしか愛情に変わった、ってこと…なのかな?
元々は、柊司さんが八重樫さんのことを好きになって、その後、八重樫さんはその気持ちに応えたって…そういうことなのかな。
柊司さんのことだから、いろいろしてあげたのは恩を着せるためだとは思わない。
八重樫さんのことが好きだから、だから力になりたいっていう、きっとそんな純粋な気持ちだと思う。
それだけは、信じてるよ…
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