愛するオトコと愛されないオンナ~面食いだってイイじゃない!?
それからも、慶子さんと八重樫さんの話は続き、私の頭の中はその間混乱し続けていた。
柊司さんは、そんな話をごく冷静に淡々と語った。
もしも、八重樫さんのことを愛していたら、そんなに冷静には話せないんじゃないだろうか?
じゃあ、私の勘違い?
柊司さんの好きな人は他にいるっていうの?



いや、そんなことはあり得ない。
柊司さんの行動はほぼ把握してるけど、誰かと会ってるような素振りは全くない。
じゃあ、八重樫さんみたいに遠距離恋愛ってこと?
それなら、LINEや電話で連絡できるから、絶対にないとは言えないけれど…夜は、柊司さんが何してるのかわからないんだから。
でも、どうもそういうのはないような気がする。
根拠なんてない、単なる勘だけど…



「もしも八重樫さんがご結婚されたら…今までみたいに会ったり遊んだり出来なくなるかもしれませんね。」

「え~…そんなことないよ。
そうなったら、慶子さんも交えて、四人で会えば良いじゃない。」

柊司さんは、無理してる感じは全くない。
それが芝居なのか、素なのかがもはや私には判断出来ない。



すっごくもやもやする。
気になって仕方ないのに、真実が見えないことが…
そのもやもやは、何日経ってもなかなか消えなかった。
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