愛するオトコと愛されないオンナ~面食いだってイイじゃない!?
「あいつ…多分、気付いてないんですよ。」

そうだよね。
柊司さんは、多分、私の気持ちに気付いてない。
バレるかな?って思った時にもバレなかった。



「……そうですね。」

「別に、恋愛経験が少ないわけでもないのに、おかしいですよね。
いや、自分の気持ちって、わかりにくいものなのかな?」

「自分の…気持ち…?」

「ええ、そうです。
あいつ、由紀子のことが忘れられないって言ってるけど、だんだんあなたに惹かれて来てる。
なのに、そのことに少しも気付いてない…」



(……え?)



八重樫さん、何言ってるの?
柊司さんが私には惹かれて来てる?
そんな馬鹿なこと…



「あ、あの……まさか、そんなことは……」

「芹香さん、俺とあいつはもう30年近い付き合いなんですよ。
見てたらわかります。
最初、結婚のことを聞いた時は複雑な想いだった。
あなたが気の毒だと思った。
だけど、シュウの気持ちや会長の気持ちもわかるから、反対も出来なかった。
だけど、あなたとシュウは意外とうまくいってたし、シュウはあなたのことを…」

「ち、違います!
確かに、割と気は合いますが、それだけなんです。
柊司さんが私には惹かれてるなんて、そんなこと有り得ません!」

私は必死になって否定した。
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